赤ちゃんが泣くのは母親の責任ではありません
子育一年生の新米ママにとって大きな悩みになるのは赤ちゃんのぐずりへの対応です。
赤ちゃんはまだ言葉を話すことができませんし、上手く親と意思疎通をすることができません。
そのためぐずったり機嫌が悪そうにしていたりしている赤ちゃんが、何に不満を感じているかが母親にはよくわからず、どう対応してよいかわからないということもあるようです。
1、2度ではなくそうした気持ちのすれ違いが何度も続いてくると、母親の中には「赤ちゃんの気持ちがわからない自分は母親失格なのではないか」といった自信喪失を感じてしまう人もいたりします。
特に産後の時期というのは急に体内のホルモンバランスが変わり、体調が激変する時期でもあるため精神的に不安定になることも多く、ちょっとした赤ちゃんの変化も自分のせいのような重い責任感を感じたりしがちです。
ですが赤ちゃんがぐずったり、よくわからない理由で泣き出したりすることはよくあることで、そうなるからといって母親が全面的に悪いといったことはありません。
ママが1年生であるのと同じく赤ちゃんも人生の1年生なのですから、一緒に成長していくのだという大きな気持ちで接していきましょう。
赤ちゃんがぐずる主な理由
赤ちゃんがぐずっている原因にはいくつかのパターンがあります。
主なものとしては「お腹が減っている」「オムツが汚れている」「暑い・寒いなど環境が不快」といったことがあります。
これらは普段の世話の範囲ですから、まず泣き始めたらこれらのどれかが不足しているのではないかということを調べてみましょう。
他にも知らないうちに嘔吐をしてしまっていて枕元が汚れてしまっていたり、汗だくになって服が体にくっついてしまっているというようなこともあるので、体全体の環境を整えてあげましょう。
上記のことを対応してもまだぐずぐず言っているときには、甘え泣きや夜泣きといった特に理由はないけどなんとなく気分がすぐれないということが理由になっていたりします。
そんなときには丁寧に抱きしめて、時間をかけてあやしてあげるようにしましょう。
ぐずった赤ちゃんを泣き止ませられる裏ワザ
とにかくあやすしかないというぐずり泣きが起こるのは、赤ちゃんがストレスを感じているという証拠です。
何もしていない赤ちゃんがどうしてストレスを?と思うかもしれませんが、赤ちゃんはそれまで密閉された胎内という空間の中、羊水に浸って過ごしてきたところ、急に狭い産道を抜けて刺激の多い外界に出されるということを経験しています。
大人も遠方への引っ越しや転職などの急激な環境の変化があると精神的にストレスを感じて特に理由もないのに落ち込んだり、イライラしたりすることがありますが、赤ちゃんもそれと同じ気持です。
そうした時にはできるだけ胎内に似た環境を作ってあげることで精神を落ち着かせることができるといいます。
具体的にはビニール袋の「ガサガサ」という音を聞かせてあげたり、車に乗せてゆっくり移動をするといった方法です。
こうした音や軽い振動は胎内にかなり近いようで、ほとんどの赤ちゃんはそうしてあげることですぐに泣き止んだり眠ってくれたりします。