抱っこひもとベビーカーの使い分け

肩車をされている子ども

ベビーカー論争について一言

「ベビーカー」という育児用品については、これまで何度も使用について議論されてきました。

古い話ですが、ベビーカーが最初に普及しはじめた頃には「抱っこしないなんて手抜き」といた愛情不足を責めるような論調が(今では信じられないですが)見られていました。

しかしだいぶ時代も進んで一般的にベビーカーが使用されるようになったことで、今後はそれを使用する場所についていろいろ問題視する意見が聞かれるようになっています。

具体的には満員電車の中などでベビーカーを使っていると他の乗客に迷惑になるということに始まり、人が集まる場所でベビーカーを広げるのまマナー違反と言われるようなケースです。

議論はしばしばテレビでも取り上げられ、賛否両論が寄せられています。

驚くのはそうしたベビーカー批判をしているのは男性よりもむしろ女性が多く、しかも既に子育を終えた40~60代くらいの人に集中しているということです。

理由としては、自分が子育をしていたときにはそんなものはなくても十分に子育はできていたし、必要なのはほんの2~3年くらいなのにどうして我慢ができないのか?といった精神論的なものが多いように見受けられます。

ですが一言言わせてもらえば、既に時代は大きく変わってきていますしベビーカー自体の性能も10年ほど前とは比較にならないほど向上しています。

子育を根性論で乗り切るという考えそのものが、少子化への悪影響を及ぼしているということをもっと中高年世代の女性は意識してもらいたいところです。

使い分けをマスターしましょう

とはいえ、いくら便利になったベビーカーとはいえいつどこでも使うことができるというものでもありません。

混雑中の人混みの中でベビーカーを使用するのは周囲だけでなく本人にとってもつらく感じることがよくありますし、階段やエスカレーターなどでは一人でうまく乗せることが難しかったりします。

今のベビーカーは重量も軽くなっていますし、片手で簡単に畳むことができる優れた製品もあります。

出かけるときにはベビーカーだけではなく抱っこひもも持ち歩き、併用していく方がより便利です。

抱っこひもは昔はたすき掛けのように紐で使用するものが主流でしたが、今では肩にひっかけてポケット状にできる便利な製品もあるのでかさばらずに持ち歩けます。

便利グッズを使用するときにも注意

今人気となっている抱っこひもは子供の体をすっぽりと包み、持ち手部分を肩に引っ掛けるタイプのものです。

海外からの輸入品などに優れたものが多いので、いくつか購入して試してみるのがおすすめです。

ただし便利な反面で抱っこひもの事故も多発していることが今問題になっています。

参考>>http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/02/20p2j100.htm

簡単に赤ちゃんを抱きかかえる事ができる抱っこひもも、ちょっとした油断で赤ちゃんが滑り落ちてしまったりする事故が起こってしまいます。

使用するときには事前にしっかり注意事項を読み、紐だけに頼らず腕をしっかり使って赤ちゃんを支えるようにしましょう。

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