子どもがいても働きたいと思っている女性は多く、その思いを形にするためにはいくつもの壁を乗り越えてやっとたどり着く事ができます。
実際に、子どもがいる女性にとって仕事につく上で大きな壁となるのはどういうケースなのでしょうか。また働くにあたって正社員として働くメリットやデメリットを知っておきましょう。
子どもあり女性の就業率と正社員率の現実
子育てをしながら働くという事はとても大変な事です。仕事を探すにあたって保育園の確保はもちろん、家事や育児の分担など夫婦で話合う事も増えお互いの協力なくして女性の仕事を成功させる事は難しいのが現実なのです。
実際に、子どもがいて就業している女性の確率は52%あります。しかし、正社員として働いている人はなんと8パーセントと驚きの低い数字が出ているのです。
正社員として働くメリット
いざ働くと決めた場合どのような雇用形態にするかは悩みどころでもあります。実際に
産休や育休をとっていた場合はすぐに正社員として復帰する事はできますが、再就職となると話は別で再度正社員として働くかパートやアルバイトといった非正規雇用で探すかのどちらかとなるでしょう。
正社員として働くメリットは何と言っても雇用期間に制限がなく雇用保険や社会保険、厚生年金に加入できるというメリットがあります。また給与面でも固定給が支給されさらに賞与なども出る点は大きなメリットと言えるでしょう。
また、産休や育休などある程度仕事を休んでも職場に再度復帰できるという面でも安定を求める場合は迷わず正社員を選ぶべきといえます。
正社員として働くデメリット
雇用が安定していて、さらに給与面でも優遇される正社員ですがデメリットはどのようのうものがあるのでしょうか。
正社員のデメリットは、職場での拘束時間が長い事と責任が重く成果を求められるという点です。
雇用面や給料面で安定している分、会社からは比較的責任が重くさらには仕事上での成果を求められる事が多くなります。また、管理職などになるとさらに時間が読めなくなってくるため、保育園の送り迎えが難しくなるなど家族の手助けも必要となってくるケースもあります。
その反対にパートタイムやアルバイトなどの場合、比較的自由な時間で勤務時間を選ぶ事ができるなど、家事や育児をしながらでも働きやすい環境になっています。
それでも正社員が増えないのは女性の負担が大きいから
女性にとって大きな人生の変化は結婚に続き、出産育児と何度でも波が押し寄せてきます。特に出産は一度だけでなく何度も訪れる事も…。その都度仕事を辞めて出産育児を経験して仕事を探すという労力も大変な事と考えると、雇用が守られている正社員は魅力的な雇用形態といえます。
特に、妊娠出産を理由に解雇をできない事はもちろん、産休や育休を会社は拒む事はできません。それなりに心の準備をしている分、正社員としての働き方を拒んでいるのは実は女性のほうでもあるのです。
実際に職場復帰後に育児と仕事の両立に悩んで退職する人も多くいるのが現実です。女性の社会進出をサポートするには夫婦がお互い助けあう事が女性の就職率アップに必要な事でもあるのです。