Q.おもちゃの取り合いの対処方法について
いつも娘が遊んでいると、そのおもちゃを奪い取る子どもがいます。
その子とは近所に住んでおり、生まれたときから頻繁に会っている仲の良い子です。
親同士も仲がよいので、子どものおもちゃの取り合いはいつものことなので、危険でなければ見守るようにしていました。
しかし毎回娘はおもちゃを取られると次第に抵抗するようになり、イヤイヤと譲らないので、その友達の子は泣いてしまいました。
私も貸してあげようかと娘に促したのですが、もう誰にもおもちゃは渡したくないという感じであり、どう対処すべきか悩みます。
無理におもちゃを私が取り上げて友達に貸しても良くないでしょうし、かといって娘の気持ち第一でも友達との仲が悪くなりそうな気がします。
A.取り合いから子どもは勉強している
子どもはおもちゃの取り合いというのは避けて通ることは出来ず、子どもならば誰でも経験することです。
1歳や2歳となると自我が芽生えるような時期でもあり、自分でやりたい、これは私の物という気持ちも出てきます。
そうして、相手の子どもが泣いたら、釣られてこちらの子まで泣いてしまうと言うこともあります。
ただおもちゃの取り合いに関しては、順番に使う、少し遊んだら貸してあげるなどと、ひたすら地道に親がサポートし、仲良く使えるようにするしかありません。
そうして小さいときは力ずくで奪うような場合が多いですが、次第に経験し成長すると、理屈をつけて奪う、相手を批判して奪うなど、子ども自身も色々と考え、相手との力関係も学んでいきます。
成長過程では必ず通る道であり、子どもにとってはマイナスばかりでなく、成長の助けにもなるのです。
A.時には親が気持ちを受け止めて引き離す
兄弟であれば放っておけることも多いですが、他人の特に小さい子どもと取り合いとなると、親がフォローしないとなりません。
そのまま放っておけば、しまいにはおもちゃを振り回したりして、怪我をする危険もあります。
または無理矢理おもちゃを取られそうになって、相手の子どもに手が出てしまう子もいます。
ただこうなると子ども同士も大人同士も気まずくなりますが、びっくりさせてごめんね、順番に使おうね、などと言って子どもの気持ちを受け止めた上で、いったん引き離すのが最善です。
もしも、子ども同士喧嘩や怪我をさせそうになった場合は、素早く親がフォローして、いったん子ども同士は引き離し、それぞれ落ち着かせましょう。
そのときにはその場の雰囲気や空気が悪く、譲ったり謝ったりと出来なくても、子どもの心には残り、いつしか貸したり譲ったり出来ることもあります。
そんな風に子どもが成長すると、親としてもとても嬉しく、そのときは是非とも思い切り褒めてあげて下さい。