親の背中を見て育つ
子供は親の背中を見て育つとはよく言ったものであり、実際に子供は親の様子を見て真似して成長していきます。
そんな中で、専業主婦の母親に育てられた子供に比べると、働いている母親に育てられた子供は、自分も子育てをするときになると働くようになり、そして職場で重要なポジションを目指し、高収入を目指すという傾向にあります。
これは子供が男の子でも女の子でも、傾向には大差はなく、特に男の子の場合だと、家事をするようになり、家族と過ごす時間を多く取るようになります。
母親の大変な姿を見ているからこそ、子供は将来の時期になると仕事のことや家族のことを良く考えるのかもしれません。
このようにして考えると、ワーキングマザーの元で育てられた子供は、子供自身自分で考える時間が多くなり、自立しやすくなりますが、愛情不足になる可能性はあります。
逆に専業主婦の元で育てられた子供は、子供に十分目が行き届き愛情も注ぎやすく、よい子に育ちやすいですが、なかなか自立しない子供になる可能性はあります。
共働きが多い
特に先進国となればなるほど、結婚している女性は働く傾向にあり、女性の社会進出をしようという意欲は高いようです。
ただし、そのような共働きの中でも、女性は家事をしないとならず、男性はあまり家事はせずに、女性が時間に追われる現状があります。
女性が働いていくと、家計を手助けすることになります。
そればかりでなく、仕事に関わることで専門性を高めていき、気持ちの面でも自分を支え成長させられます。
そうしてワーキングマザーとして共働きをするような家庭では、子供が自立しやすいです。
やはりどうしても子供は一人の時間が多くなりますので、自然と自分で何かを考えるような時間も多くなり、母親がいなくても自分で行動することも多くなります。
母親が働くとそれだけ収入が多くなりますので、子供教育費を充実させることができ、テストで良い成績も取りやすく、子供の将来のためになる可能性もあります。
しかしその反面、母親が働くと子供は家での一人での時間が多くなり、なかなか子供に目が行き届かなくなります。
子供が何を考え、どんな行動をするのかも把握しにくくなります。
コミュニケーションも自然と少なくなり、母親も父親も夜遅くに帰ってくるとなると、子供は一人で食事となり、あまり子供の成長には良くありません。
愛情が不足しやすくなりますので、場合によっては素行が悪くなる可能性もあるのです。
母親が働きワーキングマザーになるのは、子供にとってはメリットもデメリットも当然あります。
やはりその家庭の状況や、母親自体の心境などによっても、専業主婦になるか兼業主婦になるか違ってくるでしょう。